TOP
トップ参加体験グッズ地図プレス分析ブログ直販田舎時間について
日程とっくり踊り続く
田舎時間を終えて,,,

田舎時間を思い出す
加多駄 智子(かただ ともこ)

24歳,女性,会社員,東京都在住

去年の10月にお邪魔したのが初めて。気づけばこの一年で、4回目の上山帰省になります。わぁ、そんなに来てたんだぁと思う気持ちと、これをとても自然なこととして受けとめている気持ちが半々です。
東京はざんざん降りの雨で、私たちは台風の先を行くように上山にやってきました。ビルの中で働いていると、天気なんて知ったことじゃなくて、通勤とお昼休みに「うわぁ、雨だよ。めんどくさ~」って、雨に対する感情って、こんなものです。だけど(当たり前だけど)、農業は天候に左右されるものであり、今回はずぶぬれになってどんな作業があるのだろうと、ちとドキドキしていました。 させていただいた作業は、菊のちらし方。ビニールハウスの中の菊を、花だけもぎ取って、最期に花びらをぐるっととっていく。きれいだし、いい匂いのする、優雅で気持ちのいい作業でした。(私のちらし速度では、嫁には行けないそうですが。。。)
新米おにぎりのおいしーい昼ご飯後は、ビニールハウスの張替え?とさといも掘り。(さといもには、びっくり!親芋の存在を始めて知りました。煮るとちょっと紫がかるこの部分がほくほくしてこんなにおいしいなんて、知りませんでした。うーん、もったいないことしてたなぁ。)
そして夜は楢下の方々と大黒屋で宴会。いろりを囲んでのみんなでワイワイの食事は心がわくわくします。野菜がつやつやぴちぴち光っていて、おもちはもちもちとどこまでもおいしく(お腹が苦しいのに手が伸びる。。。)、みんなの顔がにこにこしていて。
しかし、今回はこの天候を恨みました。農業は自然相手で、天候に左右されるもの。自然のリズムに合わせて何かもっと別の形でお手伝いをできたのではないかと。やはり「お客様」になってしまったなぁと。
という気持ちも持ちつつ、私はまた上山に行きたいと思っているのです。
知らないこと、教えてください。こき使ってください。これからも、いろんな表情を見せてください。それでは、また。ありがとうございました。

中山誠基

30歳,男性,小売 人事,東京都在住

3回目の田舎時間。
2回目の大黒屋。
はじめての菊の花をつまんでちらす。
おいしくてあつあつの新米のおにぎり。
きのこ汁と共にたらふく胃におさめる。
はじめての台風対策。
はじめて食らう野生の木通(アケビ)。
はじめての芋掘りと調理。
大人数での地元の方々との宴会。
はじめての公民館での宿泊。
はじめて自分たちでつくる朝食。
はじめての稲乾し。
なつかしいザリガニ釣り。
おばあちゃんの一人暮らし。
はじめて体感した廃村の空気。
そしてお世話になった方々とのお別れ。
季節は秋。若干肌寒いが心は温かい。
記念すべき20回。
3月の大雪と同じように運んできてしまった台風。
農家にとっては精魂込めて育ててきた。
こだわりの食材を一気に失い兼ねない天災。
神はいた。想いは通じた。
その天災は反れた。
ゆとりある時間を残して。
物足りない時間。
まだまだ働き足りない。
でも、水の音とともに精神は休まる。
炭の火を見つめながらの語らい。
こんな田舎時間も一度はいいのでは。
でも神様。
二度目は嫌だ。
蕎麦打ちと魚付き。
まだ観ぬ小宇宙は何処へ。
通うのか。いや通うよ。
そりゃ通うさ。
私にとって新しすぎる上山での体験。
それが田舎時間。

日程とっくり踊り続く
トップ参加体験グッズ地図プレス分析ブログ直販田舎時間について


Copyright (C) 2003 田舎時間. All rights Reserved.