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田舎時間を終えて,,,

田舎時間を思い出す
おばらなつき

27歳,女性,会社員,東京都在住

とても2日間の出来事とは思えないほど凝縮された時間でした。
目を閉じれば、五感にふれたものが甦ってくるけれど、本当に現実のことだったのかと思ってしまうくらい・・・。

実は私には、年に2、3回帰る場所があり、その気になれば農”業”とまではいかなくても、それに類することはやれる環境にあります。(実際はなかなかその気にならないのですが・・・。)だから正直に言ってしまうと、「田舎時間」のコンセプト・内容に心から惹かれたわけではありません。ならばなぜ参加したのかといえば、知らない場所での新しい出会い、新しい体験が、何となく鬱々としていた気分にちょっと穴を開けてくれるかもしれない、という極めて不純(?)な動機からで。だから多少後ろめたい気持ちがあったのも事実です。

実際に初めて参加してみて。
振り返るといろんなことが浮かんできて、2週間経った今も頭の中が整理しきれていないのですが、とにかく一つ一つが新鮮で、そしてとても謙虚な気持ちになったような気がします。
私にとって、自分が生まれ育った場所というのはかなり大きな位置を占めているけれど、東京での生活が10年目を迎えた今、知らないうちにいかに身体が都市化してしまったかということにも改めて気づかされました。

かみのやまにはきっとたくさんの魅力があって、今回はそのほんの一部をかじっただけに過ぎません。でも、かみのやまのこと、農業のことをいきいきと、真剣に語ってくださる人々の存在が、いちばんの魅力であることは間違いないと思うのです。鏡さんの「こんなに面白い仕事ってないと思う、農家の仕事というのは・・・」という言葉がすべてを語っているような気がするのです。

今はただただ、また参加したいという気持ちでいっぱい。何はさておき、私が植えさせていただいた苗がちゃんと育っているのか(責任をちゃんと果たせているのか!)、この目で確かめなくては。実際は、懐事情につき、そう何度もというわけにはいきませんが、継続して参加させていただくことで、自分の「田舎」に対しても新しい見方ができるようになるかもしれない、もっと素直になれるかもしれないという気がしています。

最後になりましたが、鏡さんご夫妻、大風さんと大風さんのお母さん、両・井上さんをはじめ、受け入れに関わってくださった皆さん、そして2日間をともに過ごした皆さん、本当にありがとうございました。

加多駄智子(かただともこ)

24歳,女性,会社員,東京都在住

一ヶ月前に自分の植えた小っちゃな苗の育ちっぷりをみたくて、みたくて...行ってしまいました3度目の上山。
今にも雨が降りそうな灰色の空の下、苗たちはきれいな色でさわさわと整列していました。
わー、大きくなってる、大きくなってる。
すごいんです!これ!成長、とか進歩とか、普段の生活で感じることはそうそうないけど、でもこの15センチの体はそうなんです!!
そんな感動を誰かに伝えたくって、でもこれは体験しなくてはわからないことで。今回は大好きな会社の先輩をお誘いしました。
夜は公民館で鏡さんご夫妻とお二人の井上さんを交えた交流会。
自分たちでとった食べ物。昔ながらの?(といいながら、作り方にはみんなで悪戦苦闘)笹巻き。つやつや光る茄子・きゅうり。それらに囲まれて聞く、鏡さんのお話。花にかける愛情、「この仕事が好き」とおっしゃる姿。
すてきだなぁ、かっこういいなぁ、と思ってお聞きしながら、でもすこし胸が痛むのを感じます。自分はこんなに誇りをもって生きているのかなぁ、と。
2日目は、名人大風さんと山歩き&山菜取り。
この日はうってかわって、すごい晴れ!!いろんな緑の中を汗だくだくになってのぼりました。
私たちがなかなか山菜を見つけられないでいると、「ほれ、そこ」「はい、忘れ物」と、大風さんが指をさすとそこからわらびがはえてくるんじゃないかと思うほどの名人っぷりです。
緑の美しい山道はそれだけで充分なのですが、大風さんと一緒にのぼるともっともっと楽しくなります。
食べられる植物。その見分け方。ほお葉の風車の作り方。歴史の話。「知っている」ということは、こんなにも物事を楽しくしてくれるのか!と、目が覚めました。
私はこれからもきっと、上山にいって、元気と知恵をもらって、そしてやはり少し悩むのだろうな、と思います。
どうぞどうぞよろしくお願いいたします。 

安河内陽子

26歳,女性,メーカー マーケティング,東京都在住

今回初参加だった安河内陽子です。2日間の全てが新しかったり懐かしい経験で、大変充実していました。
一日目は鏡さんのお宅で花の苗の地植えをしました。
自然のマイナスイオンを浴び、土の匂いを数年ぶりに感じながら、この小さな苗がどう成長していくのかを黙黙と想像していました。
東京にいると浴びるのはPCの電磁波、考えるのは目の前の仕事のことだけ。自分以外の生き物のことを考えたことはなかったな。
作業の前に、お花に対する鏡さんの想いをお聞きしましたが、この愛の深さに感動!とにかく私も一生懸命にお手伝いしました。また鏡さん宅にお伺いし、この苗達の成長ぶりをぜひ見てみたいです。
夕食の準備のために鏡さんのビニールハウス、お隣さんの畑、道端から様々な食材を調達。採りたての美味しさは言葉では表せません。。。。。

二日目は朝から大風さんと山菜摘み&登山。ふき、ワラビ、ゼンマイ、風車になる葉っぱ、笹の子、ミントのような香りの葉、、、、自然の中に普通に生えていて、それを大風さんが次々と教えてくれました。我が家はふきが大好きなので、一層気合を入れて太い立派なのを摘みました。大風さん、東京に帰ってふきとワラビを調理しましたよ。教えて頂いた通りにあく抜きし、なるべく手を加えずに家族に出したら大好評でした!
普段の運動不足が祟って、最後の「アイガー北壁」波の上り坂では悲鳴を上げてしまいましたが、頂上達成したときの満足感と、発泡酒&大風さん製の山菜煮物の味は最高でした。

2日の体験を終えて東京に戻りましたが、前の私とは少し違う気がしています。少なくても、イモムシ・虫・アリさん等に囲まれても平然としていられるようになりました。

受入れて下さった方々には、色々と学ばせて頂きました。農作業で私の手伝いが何らかの貢献になっていたら幸いです。
最後に、お恥ずかしながら、帰って二日目の今日もまだ登山の筋肉痛が残っています。

文省勲/むんみのり

29歳,男性,会社員,東京都在住

田舎時間も、回を重ねると、有形無形の田舎構成要素以上に、そこで毎回お会いする人々の価値観や人柄への共感を強く抱いていることを自覚します。今回も、農作業や山登りから食事時の何気ない場面に至るまで、鏡さん、大風さん、井上さんとのやりとりを通じて、男子としての自分に足りないいろいろな事を発見したのでした。

牛久保暖

山形新幹線にて二時間ほど眠ると、そこは上山。風土に関する勘が思いっきり鈍っている身としては(最初から鈍感なのかもしれないけど)、ここが山形だと 言われてもいまいち実感が伴わない。とりあえず「上山到着~」なんて言ってみて、居所を確認してみたりする。正直なところ、ここが新潟と伝えられても、そういうものかと納得してしまいそうなくらい実感は乏しい。けれども、同じ二時間くらいの移動でも、台湾にも行った時にでも感じるようなエキゾチズムは 当然ない。自分のNTT Docomoの携帯電話は圏内だ。そうここは圏内なのだ。外国じゃない。けれども、むしろどこだかわからない。識別子は地名を表記した各種案内だけ、少しずつ上山という字面が目に慣れて行く。そして初めて山形に来た気がしてくる。あと何回来たら、この土地への到着を実感できるのだろう。今日はトルコキキョウの苗植えだったけかな?まずは土に何か植えるところから始めてみる。

さとこ

受継がれる知恵と忘れ去られる智慧。皐月山元、きこりの夢の境目で。

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