山元が観光資源の宝庫である事を発見した日 | ( 撮影・画像加工・文章・編集:貴山敬 ) |
今回から登場の田舎時間グッズが2点。これは名札で、表に名前を書いて、帰る時に、裏に受入側へのメッセージを書いて受入側にお渡しします。 |
長靴。参加者が4名といった人数になるときに、受入側の長靴が足りない事が何度かあったので、田舎時間として保有する事にしました。 |
タバコです。あと2ヶ月程で、2003年8月に収穫をした時ぐらいにグイグイ育ちます。 |
スポーツカーではありません。 |
耕運機でした。 |
まずは、コマ打ちされた木をトラックにせっせこ乗せます。 |
田舎時間にはすっかりお馴染みのコマ打ち。 山から切り出してきた原木にドリルで穴を開け、弾丸のような菌糸が詰まった「コマ」をトンカチで叩いて埋め込みます。左の写真は、コマが打ち込まれた状態です。湿気・風通し等で場所を選んで安置すると、1年後ぐらいに茸がわんさかとれるわけです。 |
切り出されてもまだ生きてる。 |
コマ打ちされた原木を風通しが良くなるように、隙間を開けて組んでいきます。木の置き方(組み方)は、キノコの種類によっても違います。 |
作業場の近くで咲いていました。紫陽花にそっくりですが、確か違う花だったはず。 |
ゾウムシみたいな虫。 |
作業場で、熊のウンチ発見!!! |
さらに、熊が引っかいた木の皮を発見!!! 平吹さんによれば、母親熊が小熊に木の皮の食べ方を教えているそうです。それにしても、木の生肌はおいしそう...高級洋菓子みたいな感じ。 |
平吹さんの池にいた丸太りのイモリ。お腹が赤いので赤腹と呼ばれたりします。今回お世話になった平吹さんの菅(すげ)地区にはとにかくイモリがわんさかいます。 |
左は採れたての竹の子(を使った)竹の子ご飯。右は原木しいたけの天ぷら。その他、タラの芽・ウドの天ぷら、ワラビの味噌汁等。この原木しいたけは一つ一つ味が違う!食べ物が全て同じ味である事の方が不自然という事に改めて気付きました。毎回思うけど、食いだめできたらいいのに。 |
山元観光資源① 伽羅の木がある神社。 尚、現在は「山元」という地名はなく、「菅(すげ)」「元屋敷」「狸森(むじなもり)」などから構成される地区一帯を指します。 |
三日月と満月。 |
神社の近くで咲いていました。 |
山元観光資源② 糠腹大明神 養蚕の神様。ぬかぶく伝説があるところです。ものすごく神様がいそうな雰囲気が漂っています。ぬかぶく伝説はあっさり忘れちゃったんですが、白蛇、神の詞を書いた石、等がキーワードだった気が。元々は池だったところで、今は水量が落ちて小さい沼になっています。右の写真をずんずん行くと後で出てくる大岩のところまで出れるはず。 |
ハクビシンのウンチ発見。 |
稲の苗。都会の人は、農業というとすぐに種蒔きからと想像してしまいますが、実際は、多くの農作物は、苗までの育成と、苗を植えてからの育成は別工程になっていて、苗を植える作業のことを定植といいます。この画像の稲の苗は一つ一つ別々になっているため、植えるときに根が切れない、という利点があります。 |
きこりグッズ。 午後は山仕事。タバコを干すためのビニールハウスを増やすために、山を切り出します。 |
コシアブラの木の皮。ほんのり甘い! |
実際に見ていただくとよくわかるんですが、チェーンソーで木を切るというのは相当に危険度の高い作業で、横で見ているだけでもハラハラします。 |
危ないけど少しやらせてもらいました。 |
一見、木の実かつぼみに見えますが、実は立派な害虫です。 こういうのを虫こぶといいます。 中を開けると虫の卵が...名前忘れました。栗の木につく虫で、ひどい時には木全体についてしまって、木が枯れることもあるそうです。 |
これも害虫。名前忘れました。写真があまりにリアルで気持ち悪いので画像を小さくしました。玉を割ったときの感触が忘れられません。うえー。 |
平吹さん宅で夕御飯を頂ました。陸ひじきと原木なめこ味噌汁。 |
平吹さん宅から車で10分ぐらいの石山旅館で温泉に入りました。これは入口の狸。 |
翌日は早朝から山菜とり。山菜というのは新鮮さがすぐに失われてしまう作物で、朝露がついている時に採ると新鮮さがある程度保たれるんだそうです。 |
わらび。中央におじぎをして立っているのがわかるでしょうか。葉芽が開いてしまっているものはもうダメで、こういう状態のものをポキポキ折ってとります。 |
こんな風に群生してます。 |
ウド。 美しい植物です。 |
名前忘れました。東京では全く見ないですが、こちらでは結構ポピュラー。茎を食べます。 |
これが竹の子。鍬でグサっととります。 |
瑞々しい。 |
朝ごはん。もちろんこの辺りで取った竹の子とわらびの味噌汁、目の前の畑の完熟トマト。 |
わらびの頭の部分はとってしまいます。お土産用にアク抜きして頂きました。わらびのアク抜きには木の灰を使います。試しに生で食べてみたら、スーパーくそまずくて食べられたものじゃありません。 |
いつも平吹さんが山菜をもっていっている狸森の直売所。すぐひなびてしまうワラビは通常の農産物の流通ルートにのらないので、実はこういうところでしか買えません。ということもあってか、お客さんで賑わっていました。共同経営です。 |
菅と狸森の間ぐらいにある、道路沿いのこの看板が目印。実はこの看板、10年以上前に平吹さんが作成・設置したものです。 |
川の中をジャブジャブ歩いていくので、サンダルか長靴が必要。 |
山元観光資源③ ヌクイの大岩。 高さ10m以上。魂が宿っている雰囲気がする。 |
山元観光資源④ 大岩の奥の大滝 この堰の向こう側。次回の楽しみにとっておこうと思って、このときは行きませんでした。 |
晴天のタバコ畑。 |
タバコの苗の根元に土をかけます。ビニールの穴から熱が逃げるのを防ぐことと、ビニールの穴の部分に雑草が生えることを防ぐことが目的。 |
この日は本当に暑くて、「あつーい」と僕が言った途端に、平吹さんが「暑いからやめるべー」が言うので、「そんなつもりで言ったんじゃないのに!」とあせりましたが、私のためではなくて、タバコの事を考えてのことでした。暑いと葉がしおれて、手で触ると傷つきやすくなって、そこから病気になりやすいからだそうです。暑いときは人間だけじゃなくて植物も弱ってるわけです。 |
ハウスの杭抜きしました。 |
今回は全てのお食事を平吹さん宅で頂きました。採れたてのウドのゴマ和えと採れたての竹の子の煮物。 |
平吹さん宅がある菅地区のはずれの小さな祠。 |
糠腹大明神の近くの蜘蛛。 |
田んぼで泳ぐヘビを発見。 |
山元観光資源⑤ 蛍 左の写真はカワニナ。カワニナは水の綺麗なところにしか住まず、御存知の通り蛍の餌になります。ここには源氏蛍と平家蛍の両方がいます。山元地区には平家の落人伝説があり、落人達の魂かもしれませんね。 |
この日の午後は平吹さんと一緒に大平山まで行きました。展望台まで歩いて15分ぐらいです。 |
大きい写真(左の画像をクリック)も綺麗です。 |
山元観光資源⑥ 大平山展望台 上山市を一望できます。 |
コシアブラの新芽。天ぷらにして食べられます。 |
お世話になった平吹さん家族と。 この他、今回行けなかった山元地区の観光資源には、金鉱山の発掘跡(最上義光:もがみよしあき による山形城建設資金)。神明神社(明治18年発生の腸チフスを治めるために建設)などがあります。 |