大岩 |
途中で引き返そうと何度も思った日 | ( 撮影・画像加工・文章・編集:貴山敬 ) |
いつものサイクリングコースは、かみのやま温泉駅から南に向かって出発し、フルーツロード→姥懐→楢下→古屋敷→萱滝(ゴール:折り返し地点)→原口そばでランチ→相生付近のスーパー農道→駅、というコースでしたが、新しいサイクリングコースを開拓するため、今回は駅から西に向かって出発し、菅→狸森の大岩+滝(ゴール:折り返し地点)というコースに挑戦しました。 |
天気予報は曇りだったので、とりあえず宿を出たのはいいものの、雨が止まないのでとりあえず足湯で一休み。あまりにも熱くて足を入れることができずちっとも温まりません。 |
雨は止まないし、同じところにいるのも飽きたので上山城の近くの足湯に移動。 |
それでも雨が止まないので、意を決して、かなり強い雨音の中、山元に向かって出発。正直、今日はサイクリングをやめようかとかなり迷いました。 |
この辺りから、本格的な上りがスタート。読み通り、山に入ってきたら雨があがりました。 |
この辺りは頑張って立ちこぎしていたものの、 |
すぐに歩き始めました。この後、上り(=自転車を手押し)が2時間ぐらい。まあ、山登りと思えばどうってことないです。 |
イモリ発見! |
右に進むと大平山。ここはまっすぐ進みます。ちなみに市内の小学生が年1回、大平山頂上まで歩いて遠足します。 |
こういう山道をもりもり進んでいきました。車の通りも少なく、山のサイクリングコースとしては観光適性ありです。 |
静かです。 |
左に進むと南陽地区。ここもまっすぐ進みます。ここまで来たら、後は菅(すげ)まで下りだけ。 |
ここを右に行くと菅です。まっすぐ進んでしまうと、多分工事中の林道のはず。 |
ここが菅地区。前に車で来たときは何とも思いませんでしたが、自転車で来ると、確かに隠れ里の雰囲気で、平家の落人伝説があるのもうなずける。 |
糠腹大明神の周りの湿地帯。ものすごく神様がいそうな雰囲気が漂っています。以前は白蛇がいたらしい。菅地区の中にあります。 |
伽羅の木がある神社入口のお地蔵さん。 |
神社までの階段が夏草で覆われていました。 |
右の写真が伽羅の木。香木として使われます。 |
途中、田舎時間で過去2回受け入れて頂いた菅の平吹さん宅にお邪魔して、一服いただきました。つい先日、地区のお祭りがあったそうで、その時に使われたのがこれ。竹を切ってからしばらくすると水が出てくるそうです。実際に飲んで見ましたが、まさに竹水という味。 |
平吹さんのタバコ畑。タバコの花が満開です。 |
菅から狸森に向かって下ること自転車で5分ぐらい、平吹さんが20年前に制作したこの看板が大岩の目印です。 |
ここからは自転車を降りてトレッキングスタート。 |
川の中を、草むらを、倒木をものともせずにモリモリと進んでいきます。 |
これが高さ10mはあると思われる「ヌクイの大岩」。ここまでは自転車を降りてから10分もかかりません。 |
この大岩のさらに2~300mぐらい奥にある滝が今日のゴールなので、さらに奥に進みます。 |
大岩のすぐ先に小さい堰があって、これを超えたらすぐに滝かと思っていたのですが、実はこの堰は4箇所ぐらいあり、その度に藪の中を回りこまないといけません。Tシャツ半ズボンにサンダルの我々は藪の中で擦り傷だらけでした。 |
平吹さんが子供の頃はよくこの辺りで遊んだということですが、今は人が通った後は全くなく、蜘蛛の巣だらけで、川も深いところで膝まであるし、サバイバルな道のりでした。 |
ついにゴール! 高さ8mぐらいの滝でした。 |
自転車のところまで生還してお互いの健闘を称えあう参加者。右の参加者が左手に持っている棒は蜘蛛の巣よけです。もう2度とあの滝のところまで行くことはないのでは、と思う一日でした。 |
狸森を通って違う道から帰る道もあるのですが、滝までの往復に予想外に1時間以上かかってしまったので、わかっている来た道から帰ることにしました。菅地区まではかなり急なのぼり。 |
こんな花があちこちに咲いてました。 |
菅からはずっと下り。来るのに2時間かかった道が帰りはわずか15分。車で行くのとほとんど一緒。 |
荷物をとりにふぢ金旅館に帰って、少しまだ時間があったので、一風呂あびました。これがふぢ金のお風呂。女の子にはあんまり評判良くないですが、電気消して入ると洞窟風呂っぽくなって僕は好きです。泉質もいいし。 |
蛙と狸。 |
大岩 |