燕米 |
田んぼにそろりと入る | ( 撮影・画像加工・文章・編集:貴山敬 ) |
この日は小雨がぱらぱらと降っていて、静かで、稲の息づかいが聞こえてくるような、気持ちの良い一日でした。 |
トラックの荷台にのって出発。 |
まずは雑草を説明する北澤さん。田舎時間の受入れは2回目です。前回の田舎時間はこちら。 手に持っているのはヒエで、素人目には稲穂と全く同じに見えます。あとで北澤さんのお父さんに、この違いをすぐに見分けられるようになるまで数年かかると言われました。 |
見本。 |
雑草対策の切り札? 紙です。これを下に敷き詰める事で、雑草が生えてくるのを防ぎます。しかし、1枚の紙と、隣の紙の間の列から雑草が増えてくるということで、そこを重点的に雑草とりしました。 |
今回の作業内容はコレ。「無農薬田んぼの雑草とり」です。引き抜いた雑草を腰につけた袋に入れていきます。無農薬だからこそ必要となる作業です。 |
こうやって、北澤さんの広い田んぼを列になってぐいぐい進んでいきます。 大きい写真もぜひ御覧下さい(左の写真をクリック)。 |
奥に赤い旗が見えるでしょうか。これは北澤さんの田んぼのまわりにさしている旗で、「ここには農薬をまかないで下さい」というサインです。ラジコン飛行機等で農薬を空中散布する場合、自分の畑への混入を最小限に食い止めるために、こういうサインを出すわけです。 |
北澤さんの友達の尾形さん。泥あげ体験の時もお世話になりました。 |
これがプロ仕様。我々素人は裸足でずぶずぶ入っていきますが、プロは長靴をさらにゴム紐で縛ることで、靴が泥にはまって抜けないようにします。 |
北澤さんの無農薬田んぼにはたくさんの生き物がいます。 |
わかりにくいですが、水面を蛙が泳いだ跡。 |
イナゴ。大きい写真(左の写真をクリック)も綺麗です。 |
稲穂の裏に隠れるクモ。 |
水面の上を歩くクモ。 北澤さんの畑と他の畑の違いの一つは、こういう水草が水面に沢山浮いている事です。これも除草剤を使用していないからですね。 |
泥の中にもぐってる蚊の幼虫。小さい頃に釣りの餌でよく使いました。 |
ヤゴの抜け殻。田んぼの泥の中にもいるんですね。早朝に田んぼに来ると、羽化したばかりのトンボが舞っていて、生まれたての羽はとても綺麗なのだそうです。 |
トンボもまだいました。 |
雑草① |
雑草② |
雑草③ |
北澤さんのお宅でお昼を頂きました。 |
今日のお昼の献立で、北澤さんのお宅で作っていないものは、塩とか、ハムとか、それぐらい。 |
ごちそうさまでした。 |
午後も同じ作業。蛙が浮いてます。 |
イナゴの目線。 |
カエルの目線。 |
田んぼの中を歩いているとボコボコと泡が出てくるのに気付きます。これは空気ではなくメタンガス。ちゃんと火もつきます。肥料として土中に埋める藁が発酵して発生するもので、稲の根の育成を妨げるので、こうやって人が入ってボコボコさせるだけでも意味があるそうです。 |
田んぼに素足で入るのは健康にいいんじゃないかと思うのが、足の指の間に泥が入って、こんな感じに、指がひろがってマッサージ効果あり。 |
ズバリ、ヒエと稲の違い①:ヒエは節のところに毛がないが、稲はある。 これはヒエ。 |
ズバリ、ヒエと稲の違い②:ヒエは節のところで重なるように分岐するが、稲は分割されるように分岐する。 これは稲。 |
左上の写真の一部を拡大したもの。ツバメです。他の写真にもツバメがうつっているので探してみて下さい。 |
北澤さんちのさくらんぼ畑。 |
ここから先は売り物ではない北澤さんちの家庭菜園。50種類以上の野菜を育ててます。 |
ラズベリー。 |
とにかくすごい種類。ピーマン。 |
晩御飯用にずんずん採っていきます。 |
確かズッキーニ。 |
茄子。 |
確かピッコロとかなんとかいう名前だった気が... |
ししとう。 |
にんじんを次々と抜いていく北澤さんのお母さん。 |
日暮れです。 |
写真を撮ろうと近づくとオズオズと隠れてしまうので良く撮れてませんが、軒下に燕の巣があって、雛が5羽ぐらいいました。燕と縁が深いお宅ですね。 |
今晩は、北澤さん宅で、さっき採ったばかりの野菜を使ってバーベキューです。 |
北澤さんのお母さんと息子さん。
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北澤さん。
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真ん中は私(貴山)です。北澤さんのお父さんが日本酒好きで、もうヘロヘロに...
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