木酢液になんだか感動しました。 | ( 撮影・画像加工・文章・編集:貴山敬 ) |
初日は一日、干柿に使うヒモを作っていました。地味ですが、農家はなんでもやらないといけないんです。 |
写真がイマイチなんですが干柿部屋です。 そのむせかえるような干柿の匂い、いつも食べてる柿と、見たことのある干柿の間ぐらいの大きさにしぼんだ柿が吊るされているジャングルのような光景に、参加者はおとぎ話の世界に入り込んでしまったような表情。ディズニーランドに初めて行ったときのことを思い出してください。アレです。 |
干柿を乾燥させるために、こうやって木を燃やしています。 |
干柿を乾燥させるために木を燃やした時に出る煙を、この煙突から出しています。すると、途中で水蒸気が冷えて、煙突から雫がもれてポタポタ落ちてきます。 ちなみに手前の大根は干してるところ。 |
バケツ一杯にたまった真っ黒な液体、これが「木酢液」です。昔はこうやって天然の農薬を作っていたんですね。 バケツの中に小指をちょっとだけつっこんで、口に入れてなめてみました... 確かに虫が寄りつかなそうです。 |
ランチでスイトン。 |
ここから二日目 |
朝ごはんの後は足湯が最高。 足湯に入りながら朝ごはん食べたい。 |
漆山さんのところで、とりあえず柿。普通の柿じゃなくて、渋柿を焼酎でシブ抜きしたもの。 シブ抜きしてる途中のも見せてもらえばよかった。 ちなみに、渋味のもとは、タンニンという物質。渋柿をアルコールに漬けると、アルコールが酸化されてアセトアルデヒドに → アセトアルデヒドがタンニンを酸化させる酵素の働きを活発に → タンニンが不溶性になって溶け出さなくなる=渋味がなくなるわけです。 |
二日目は、モクモクと大豆の選別。 |
この大豆、ただの豆じゃありません。無農薬の「秘伝豆」です。あのすっかり有名になった「だだちゃ豆」にも負けない香りと風味。 ちなみに、「だだちゃ豆」は確かに美味しいけど、あの地域で作るから美味しいんであって、違う地域で作ってもイマイチな味になっちゃう、なんでもそうで、有名な品種だったらいいっていうわけじゃない、消費者も勉強しないとイカンだべ、というお話をお伺いして、ナルホドと感心。 |
こういう、黒くなっちゃった豆とかを手で選別するわけです。 |
無農薬なんだからイモムシだっています。ちなみに、虫がついてて葉っぱに穴があいているから安心っていうのは必ずしも正しくなくて、強い野菜には虫がつきにくい、っていう話をお伺いして、またナルホドと感心。 |
テントウ虫みたいなの。 なかなかよく撮れたので、左の画像をクリックして大きい写真も見てください。 |
モーレツにうまい!と思ったら、大根の葉っぱでした。毎日食べたい。 |
二人が覗き込んでいるこの小さな祠、例のやつです。昔は女人禁制だったそうです。 |
雪の中で芽かきをしたサクランボの木。季節を感じるひととき。 |