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日程狼石萱滝続く
狼石からの絶景。( 撮影・画像加工・文章・編集:貴山敬 )

これが本日の作業。葡萄畑のハウスを止めているビニール紐を、手ではずしていきます。

これも農作業。一つ一つ手作業で。

小さい房の葡萄が少し残っているので、それをモグモグ食べながら農作業。

この地区は金瓶(カナカメ)といって、斎藤茂吉の生まれ故郷です。なんともいえない上品な趣のあるエリアで私は好きなのですが、ここにも開発の波が。
山形市街に車で30分で行けるこの地区に、ニュータウン計画が着々と進んでいます。


斎藤茂吉の生まれた家の近くの公園。

蕎麦屋「想耕庵」の入口。前回はここで蕎麦食べました。

今回お邪魔した菅野さんは、地元の有志の方々と、金瓶地区の大石伝説を集めています。
今回見に行った「狼石」は、その石の下に狼が住んでいて、狼の遠吠えが聞こえたことから、その名前がつきました。斎藤茂吉が子供の頃にそのまわりで遊んだという石でもあります。
戦争に負け、村の病院は焼け、故郷に帰っても村人との隔たりを感じていた茂吉が、幼い頃に遊んだ狼石の近くで詠んだ歌が残っています。

おきぐさここにのこりてにほへるを ひとりほりつつ涙ぐむなり

その場所は非常にわかりにくく、道案内もないので、一度行ったことある人でないとわかりません。こういうところをモリモリ歩いていくと、

突然、こういう案内がひょこっと出てきます。

これが狼がすんでいたという穴。確かにいそう。

高さは5メートルぐらいでしょうか。そのてっぺんからの景色が絶景。これは登ってみた人じゃないとわかりません。とにかく最高。

こういう石こそが観光資源だと思います。狼がいたという伝説、斎藤茂吉が近くで歌を詠んだという史実、何よりもその大きさ、そのてっぺんからの絶景、一級品の観光資源です。それなのに、地元の人も殆ど知らないし、案内板もないし、何よりも、この素晴らしい巨石のすぐ裏にニュータウンができてしまうのは、都会人のエゴと思いながらも、なんとも寂しい。


金瓶地区の石は他に5つほど。これは殿様石の案内板。参勤交代の途中の殿様が腰掛けて休んだことが由来。

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