花摘 |
散歩してから花摘み | ( 撮影・文章:さとこ,画像加工・編集:貴山敬 ) |
食後は長沼果樹園の敷地を散歩することから開始。 強敵となる猿から果樹を守るための青空色ネットの壁。 |
果樹が必要な栄養を十分吸収できるよう、長沼さんのお宅では有機肥料を作られています。有機肥料は時間と手間がかかりますが、有機肥料だと果樹が栄養分を必要分だけ自ら判断し吸収することを促せるため、美味ゆえ果樹が瞬時に食い尽くしてしまう化学肥料と比べると長期的にはいいそうです。 |
サクランボの受粉をするために雇われたマメコバチの住処。 生命の共存共栄。 |
満開のサクランボ。 |
サクランボを受粉させるには、交配といって、別々の種類のサクランボの花粉を交える必要が出てきます。交配の手法は工夫の数だけ限りなくあるのですが、ここではマメコバチによる受粉をスムーズにするための試みの一例をお見せします。 宙から吊るしている容器にナポレオンという種類のサクランボを入れ、佐藤錦という種類のサクランボを満開の花から限りなく近い距離に花を設置しているところ。 |
林檎の蕾。一つの花の束から桜貝色の林檎の花が、真ん中の花を中心に順繰りに開花していくのですが、 |
その時期になると葉書の写真の状態になるまで、一声に摘花作業をする必要が出てきます。 |
そうすることで、限られた果樹のエネルギーが無駄に分散してしまうのを避けることができるのです。 |
摘花作業前のラ・フランスの蕾。 |
ちょっと一息の休憩時間にいただいたサクランボの塩漬け。 青紫蘇の香りに包まれた食べ応えのある果肉。 |
部屋にかかっていた、修学旅行中に遊びに来た生徒たちのメッセージの数々。 |
大事に大事に育てられているサクランボの苗木と、 |
確実な水やりを可能にするための鍵型ホース。 |
午後の作業はサクランボの苗木の花摘み。 |
一つだけ花を残す必要がある摘花作業とは異なり、 |
花摘みは育ち盛りの苗木の花を全て摘みとることで、苗木全体のエネルギーを「成長する」ことに専念させる作業です。 |
年輪。 |
花摘 |